パラシュートアメリカの海軍学校を卒業したチャールズは、パイロットとして、ベトナム戦争に参戦していました。彼は、優秀なパイロットとして、数々の作戦をこなしましたが、75回目の襲撃で敵ミサイルに撃墜され、何とかパラシュートで脱出に成功しました。 しかし、命は助かったものの、敵地に降り立った為、そのままベトナムの刑務所で6年間を過ごしました。 ある日、彼が妻とレストランにいたところ、一人の男が彼のもとにやってきて『チャールズ!ベトナム戦争で撃墜されたチャールズだろう!』といいました。 チャールズは驚いて、『なぜ君は私の事を知っているのだ?』と男に問いかけました。 すると男は『おれが、あんたのパラシュートを詰めたんだよ。どうやらパラシュートはうまく開いたようだな』と言いました。 チャールズは驚愕と感謝で息をのみました。 そして今ここにいられることに対する感謝を、男に述べ別れました。 その夜チャールズは、その男のことを一晩中考えていました。 その当時、自分はどんな人だったのだろう…? あの男はその当時どんな見かけをしていたのだろう…? 同じ海軍でも、あの男は一水兵で、自分はエリートパイロットだからと、ろくに挨拶もしなかったのではないだろうか? それどころか自分は今まで、自分から挨拶をしたり感謝を述べたことがあっただろうか? だがあの男は、誰の為にやっているのかもわからない、しかし誰かの運命を左右する重要な仕事を、ただ黙々とやっていたのだ…。 命を左右するパラシュートを誰かが詰めています。 人には皆、様々なパラシュートが必要です。 肉体的なパラシュート、精神的パラシュート、ビジネスにおけるパラシュート…。 私達が平穏な一日を過ごしている影には、必ずパラシュートをたたみ、詰めてくれている人がいます。 人は一人では絶対に生きていけません。 今日は残りの人生で一番若い日。 今日は残りの人生の始まりの日。 ●HOME 「健康増進、病気予防、抗加齢(若返り)、長寿、豊かさ、幸せを探求する研究所」に戻る ⇒ |